より確実に産卵させるために、産卵木についても考えてみよう。
 朽木からの産卵木作り
 1.産卵木の選定
 広葉樹(クヌギやコナラ等)の径10cm前後で、できれば芯まで朽ちているもの。 クワガタの好みにもよりますが、割り出しの事を
 考えると柔らかい材の方が楽です。 ※ホームセンターや通販で購入することができます。
 2.産卵木の加水
 .産卵木を半日程、加水します。
 .1時間ほど陰干しし、電子レンジで1〜2分程チンします。 長時間すると産卵木が焦げてしまう事があるので注意して下さい。
    ※1が面倒臭い、又は電子レンジはちょっと使えないって人は、熱湯で加水します。 30分後に1度お湯替えをしてそのまま
     1日程加水します。
    注意! プラスティック系容器での加水は避けて下さい。 プラスティックが熱で溶ける事があります。
 .産卵木を冷まして、再び半日ほど加水します。 加水時は、朽木が水分を吸って勝手に沈んでいきます。 抑えつけるものは
     必要ないようです。


 左写真:加水直後

 右写真:約8時間後

 
 .半日から1日ほど陰干しします。 陰干し過ぎるとカビが生えますので注意して下さい。
 加水する水について
 加水する水については、考えられるものを挙げてみました。 これは、発酵マット作りに使う水にも共通するものです。
  • 水道水
       一度煮沸してから使用してください。 それか、1日程度溜め置きした水なら良いでしょう。
  • ミネラルウォーター
       これが一番無難な選択でしょう。 山水が入手可能ならそれでも良いと思います。 自分が最も使用しているのはこれ。
  • アルカリイオン水
       色々な病気が治るらしい大分県日田天領水と同じ効果がある水です。 某スーパーで無料で手に入ります。
  • 電子イオン水
       アルカリイオン水と同じような効果のある水です。
  • 添加剤
       スポーツドリンクなどのアミノ酸が配合されたものや味の素を水に加えてみる。